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目の見えない先祖

チーン、リンを叩く音で浄霊が始まりました。


合掌をしている手が震えだし、合掌をしている手が頭上に上り、涙を流し、苦しみの中におられる御霊さんが……
誰なのか、まったくもって分かりません。
その他の、未成仏霊などは、極楽浄土にお送りしましたが、まったくもって出て来られないのです。
全部、取り憑いている未浄化霊、邪気などは、取り払ったのですが…
「ん?」
何もいない?
「私の目を見てください」
涙をまた流しだします。
お経を読むと再度、合掌する手が震えだすのです。
「目の見えない先祖の方ですよね?お金が無くなったのですか?」
ワンワン泣き出します。
相談者さんの身体から外そうとしますが、外れてくれません。
こんなに、手こずったのは初めてです。

どうしよう?
私は、悩みました。
「私に移しましょう!!」
私は、相談者さんの隣に座り、相談者さんの後ろの首に手を置きました。
自分の意識を無の状態にしまして、段々と私の意識は無くなってきます。
バターン
相談者さんが、倒れるのと同時だったと思います。
「お金が無くなった。味噌樽に入れておいた、お金が全部なくなった」
「こんしらに、なんも残すことができなくなった。」
「土地も何もかも、取られた。全部、何もかもなくなった」
私に、蔵が見えます。
味噌樽の並んだ棚、味噌樽の中に石が詰められています。
その祖母は、目の見えない先祖の方です。
毎回、中身を確認していました。
手で押して、毎回、確認していました。
味噌樽の中身は、石でも重いのですから、味噌樽の中身は、お金が入っていると思うはずです。
全部、無くなった。涙を流しながら、私は、しゃべって、しゃべって、先祖さんの思いを、全部吐き出させました。
長い年月、思っていたのでしょうね。
それは、それは、残念で仕方なかったのだと思います。

この相談者さんは、以前、土地もたくさんあり、お金には苦労をしてきていなかったみたいですが、今では土地も何もかも失ったそうです。
先祖因縁という霊障ですね。



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